はちこの終活記録

2018年春に急性骨髄性白血病で亡くなった母のおかしな闘病生活と不思議な終活記録を残してみたいと思います。

葬儀場を決めておく

白血病を発症して、3クールの抗がん剤による闘病生活を経て寛解を迎えて退院した時に、新聞の広告に入っていた葬儀場のチラシを見た母は「ちょっと付き合ってー💕」とランチのお誘い?のような勢いで、自宅近くにある葬儀場へ私を連れて行きました💦

我が家は明治より前からずっと現在の位置に住まいがあり、釣り仲間だったり同級生だったりと何かと縁があり懇意にしている葬儀屋さんがあり、祖父母の葬儀もそこにお願いしていました。祖父母の頃は、自宅で葬儀を行なっていましたが、今やオフィスビルになっている自宅で葬儀をするわけにもいかないし、世の中的にも葬儀場で行うのが主流のようです。母は密かにいろいろな葬儀場の広告をチェックしていたらしく、自分のお眼鏡にかなった葬儀場を選んでいたようです。

お部屋を見せて頂いた時に、今晩のお通夜に向けて祭壇の準備に来ていたお花屋さんが、偶然にも母がずっと懇意にしているお花屋さんだったのでビックリ!でも、もっと驚いたのはお花屋さんの方かも😅「なんでこんな所にいるんですかー?」と当然聞かれ、自分の病気の事を話し、ちょうど装飾中の祭壇がとてもモダンでお洒落で母好みだったらしく「私もこんな感じでお願いねー!」と予約オーダー?言うまでもなく、この後ずっとお花屋さんに行く度に「お母様大丈夫ですか?」と聞かれるのでした😅

母の葬儀プランの中で一番のネックは「ピアノ演奏」を入れるということ、、、ピアノの置いてある葬儀場なんてあるのかな?と思っていたらこんな近くにあるなんて‼️ピアノがあることに加えて、お花屋さんのご縁もあり、ここの葬儀場に即決!「私の葬儀なんだから、私が会員になっても仕方ないから貴女が会員になってねー💕」と私が会員になることに😅葬儀場の方も「お嬢さんが会員になられれば2親等まで割引範囲が適応されますから良いと思いますよー」って、、、😅なんか縁起悪いやん💦

生きているうちから葬儀場の会員になっておくというのは聞いたことがあるけれど、白血病という完治の難しい病気にかかってしまったからか?エンバーミングの事や棺の色、棺に入れる物まで全部自分で決め、私に託して行きました💦遺影の撮影もしておきたかったようですが、この時はまだウィッグ生活だったので叶わず残念😅

そんなこんなで、あっという間に母の葬儀プランは決定したのでした。当時は縁起悪いのでは?なんて思っていたものの、実際に葬儀をする時になると、こうして全てを決めておいてくれたので全てがスムーズに進みました。本人が納得出来て、残された家族にとっても迷う事なくいろいろな算段が出来たのはとても有難い事、こうして決めておくことも大切なのかもね?と思ったのでした。