はちこの終活記録

2018年春に急性骨髄性白血病で亡くなった母のおかしな闘病生活と不思議な終活記録を残してみたいと思います。

白血病 治験薬による治療 その1

母は亡くなるまでに2種類の治験薬による治療を受けました。

最初の治験薬は、再発後に受けた最初の治療です。国内の製薬会社のもので、飲み薬の抗がん剤でした。抗がん剤=点滴と思い込んでいたので、飲み薬にはビックリしました。医学、薬学の進歩によってより負担の服ない治療法が確立されてきているのかな?副作用も吐き気、倦怠感等はあるそうですが、脱毛の副作用はないとのことでビックリ!女性にとっては、とても有難いことだと思います。

母は、通常の抗がん剤治療でも脱毛以外の副作用は殆どなく、今回の治験薬でも始めのうちは同様でした。

お薬の服用を始めて1週間くらいすると劇的に芽球が減りました!がしかし、同時に血小板やヘモグロビン数値も下がってしまっているので元気なのに無菌室から出られない生活😅この治験薬は、一定期間飲むのではなく飲み続けるタイプ、、、え?ってことはずっと血球は改善されないのー?😱

そんなわけで、母の血球数値は低空飛行のまま、全然元気だけど感染症を起こしやすいので無菌室から出られない状態が続きました。最初は新しい病院で新しい治療、薬の効果も見られて良かったのですが、次第に終わりの見えない治療に母もうんざりし始めました。白血病に対する薬の効果は出ているので、治験薬を止めるという選択は考えらず、思い切って少しずつ外出してみたりして様子を見る事になりました。外出で自宅に戻ったり、週末だけ外泊してみたりしたものの、感染症を起こすこともなかったのですが、、、突如として肝臓の数値に異変が現れ、これ以上治験薬を続けることは出来なくなったのでした。上手く外泊も出来てきていたし、何か自覚症状が何かあるわけでもなかったので治験薬が終了となるのはちょっと残念な気がしました。

そういえば、もう一つ副作用がありました。治験薬治療を始めて3ヶ月位経った頃だったかな?皮膚に発疹が見られるようになりました。発疹は痒いわけではないものの、見た目が結構グロテスクに💦処方された軟膏を塗っているうちに赤みが引いてきて、今度は皮膚がパラパラとめくれてきました。落屑というそうですが、日焼けしたあとに皮がめくれてくる感じ?日焼けなら一度で済むものの、何度もめくれてくる、、、💦いくら保湿剤を塗ってもこの落屑には勝てませんでした😅

外出や外泊で帰宅する機会も多くなっていたので、我が家にはルンバ導入!ルンバの動きが可愛い💕と母にとってルンバはペットのような存在に😅今はルンバ君、主人を失ってリビングにちょこんと置かれたままになっています。