はちこの終活記録

2018年春に急性骨髄性白血病で亡くなった母のおかしな闘病生活と不思議な終活記録を残してみたいと思います。

白血病 処方薬の違いはなんだろう?

白血病になる前まで、バッチリ成人病だった母は高血圧や糖尿病の薬を服用していましたが、白血病の寛解を迎えて大学病院を退院してから、自宅で服用する処方薬の量は処方箋薬局の方もビックリするほどの量でした。 そして、再発による転院で主治医が変わると…

白血病の食生活

病気になると、いろいろな制限があると思いますが、白血病はその中でも制限される事項が多い病気なように感じます。 中でも食生活、抗ガン剤によって血球の数値が下がると病院で出される食事は「加熱食」と言って、全て火を通したものになります。ベジタリア…

最後の治療選択

髄注で得られた効果を寛解とするなら再々発になるのでしょうか、、、神様がくれた時間を過ごし、新たな治療生活が始まりました。 今までと同様のシルバーサイズ?の抗ガン剤治療を行いましたが、今度は今までの抗ガン剤では効果が見られなくなってしまいまし…

神様がくれた時間

白血病の脳への浸潤があったものの、髄注のおかげで奇跡的な回復を遂げた母、好中球は低空飛行なままでしたが、意を決して「退院する!」と11月半ばに退院し、そこから3ヶ月ほど白血病がまるで嘘のように元気で楽しい時間を過ごす事ができました。 毎週の通…

葬儀場を決めておく

白血病を発症して、3クールの抗がん剤による闘病生活を経て寛解を迎えて退院した時に、新聞の広告に入っていた葬儀場のチラシを見た母は「ちょっと付き合ってー💕」とランチのお誘い?のような勢いで、自宅近くにある葬儀場へ私を連れて行きました💦 我が家は明…

白血病 脳への浸潤

初めての治験薬治療を中止せざるを得なくなり、何もしないでいると直ぐに芽球が顔を出してきました。このままにしておくわけにいかないので、最初に大学病院で受けた薬とは違う抗がん剤で治療を開始することになりました。この抗がん剤は点滴によるものでし…

白血病 治験薬による治療 その1

母は亡くなるまでに2種類の治験薬による治療を受けました。 最初の治験薬は、再発後に受けた最初の治療です。国内の製薬会社のもので、飲み薬の抗がん剤でした。抗がん剤=点滴と思い込んでいたので、飲み薬にはビックリしました。医学、薬学の進歩によって…

白血病の再発

約4ヶ月の入院生活の繰り返しを経て退院し、退院後は月に一度の定期検診に通うようになりました。 退院以来、旅行に行ったり、買い物や食事に行ったり、外ではマスクをするようになった事以外は今までとなんら変わらない生活を過ごしていました。遺伝子検査…

無菌室

白血病で抗がん剤治療をすると血球の数値が極端に低い期間は無菌室やクリーンルームといった感染予防が徹底したお部屋で過ごすことになります。 母が初めて入院した時は普通の2人部屋で、抗がん剤治療が始まってからも無菌室の空きが暫くなかったので普通の…

夏目雅子ひまわり基金

ウィッグネタのついでにもう一つ 母は2つのウィッグを作りましたが、そもそも脱毛量も少なめで、すぐに生えてくるタイプのようで、その後は脱毛の症状が出ない治療法を選択したため、実際にウィッグを使用したのはどちらもほんの数回程度でした。 母の葬儀…

医療用ウィッグ

白血病に限らず、抗ガン剤治療の副作用として脱毛という問題があります。 母の場合、1クール目の抗ガン剤治療では殆ど脱毛は見られず、2クール目にややそうかな?3クール目で脱毛の症状がハッキリ見られるようになる感じだったので、最盛期?にも全くツルツ…

輸血

抗ガン剤治療が始まって1週間くらいすると血球の数値が低下してきます。芽球の数値も下がりますがヘモグロビンや血小板、赤血球なども下がり輸血が必要になってきます。 今まで、街中で献血の活動を目にしたことはあるものの、私も母も家族の誰しもが献血を…

遺伝子検査 FLT3陽性

1クール目の抗がん剤が始まってしばらくした頃に、細かい検査結果を告げられました。 染色体検査は問題なかったものの、遺伝子検査でFLT3陽性とのこと、、、なんのこっちゃ?って感じですが、再発しやすい予後不良の白血病であるということでした。 白血病で…

高齢者白血病の治療

入院翌日の午後から抗がん剤治療が始まりました。 治療開始にあたり主治医の先生方が説明をしてくれましたが、母の年齢は70歳なのでミニ移植を含む移植治療は対象外とのことで、一般的な抗がん剤による治療を行うとのことでした。それも、高齢者向けなので本…

骨髄検査

入院したその日はいろいろな検査がありましたが、中でも目玉なのはやはり「骨髄検査」でした。初めての体験だし、ネット検索しても痛いとか辛いとかの情報しか出てこない! 午後イチで検査室に向かい、私は病室でヤキモキしながら待っていました。検査室に迎…

ワースト記録更新?

海外旅行にでも行くような大きなスーツケースを引っさげて、いよいよ入院生活スタート! 大学病院の診療体制は、主治医が2名に研修医が1名つく3人体制でした。メインで診てくれるのはNo,2の主治医の先生で要所要所でNo,1の先生が来てくれます。1日に何度も様…

白血病確定

悶々としながらも穏やかなお正月を過ごし、年明け早々、検査結果を聞きに大学病院へ行きました。ナント、骨髄異形成症候群を越えて急性骨髄性白血病の診断が確定! 明後日からの入院を言い渡されて帰宅したら病院から電話が入り、診察室前に行った血液検査の…

初めての大学病院

12月半ば、かかりつけのお医者様の紹介状を持って大学病院で検査を受けてきました。 病院の入り口には本日の予約患者数が掲示されていて、4000人近い数字に唖然!いったい何時間待たさせるののやら、、、と気が遠くなったのを覚えています。 そして、病院の…

始まりは定期検診

母は、糖尿病、高血圧でもう何年もかかりつけのお医者様にかかっていました。定期的に血液検査等の定期検診を受けていましたが、2015年の12月にお医者様から「血液検査検査の結果の推移を見ると、大きな病院で検査をしてみた方が良いかもしれない。骨髄異形…